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教員紹介
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高嶋 恭子 (たかしま きょうこ) 准教授・博士(工学) |
| 専門分野 | ウェザー・ルーティング |
| 研究テーマ・研究課題 | 気象状況や海流を利用して、省エネルギー運航等の最適航路の算出手法の研究 |
| 研究内容 | 気象・海象の状況により、船体運動や速力に大きく影響を受ける船舶にとって、航海中に予想される気象・海象の状況に基づき、最適な航路を提供することは、非常に有用な情報となる。
その１手法としてウェザー・ルーティングがあげられる。
ウェザー・ルーティングとは、"航海中の気象・海象をできる限り正確に予測し、対象船舶の耐航性能を考慮して、ある評価基準に基づいて最適な航路を選定すること"と定義される。 船が要求する条件は船舶の種類や積荷、経済状況により様々であるため、その時々でどの航路を最適航路とするかが決定される。 最適航路の計算手法は様々なものが開発され、効果が確認されてきた。 最適航路を計算する場合、要求されている最適条件に適した計算手法の選択が可能となっている。 しかし、最適航路の信頼性は気象・海象予報の精度および船舶の運動性能推定の制度に依存している。 そのため、最適航路計算に加え、これら不確定要素を考慮した航海スケジュールの提案を行う必要がある。 ウェザー・ルーティングを行うことで、消費燃料の削減やＣＯ2排出量の削減が期待でき、環境問題に対する取り組みにも貢献できると考える。 |
| 担当授業科目 | 航海学２、航海学３、航海学演習２、航海学演習３、航海計器学１、運用通信実習１、運用通信実習２、海上交通工学概論、航海計器学実験 |
| 所属学会 | 日本航海学会 |
| 主な論文・著書 | ・「ウェザー・ルーティングによる燃料節約―コンテナ船の航海データを用いたシミュレーション」 ・「On the Fuel Saving Operation for Coastal Merchant Ships using Weather Routeing」 ・「Optimum Operation of Coastal Merchant Ship with Consideration of Arrival Delay Risk |
| 受験生へのメッセージ | 私たちの生活は、船による貨物輸送がなければ成り立ちません。私たちの学科は日本を支える航海士を目指す学科です。 練習船望星丸で360度広がる水平線を見に行ってみませんか？素晴らしい景色、かけがえのない経験が待っています。 |
