教員紹介
大西 修平 (おおにし しゅうへい) 教授・博士(農学) |
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専門分野 | 水産資源学 |
研究テーマ・研究課題 | 水産資源管理保全のための数理モデルの研究 |
研究内容 | 水産資源学を学び研究しています。本分野は欧米を起源とする、自然や海を適切に制御しようとする学問体系です。(i.e. Population dynamics/ Bioeconomics)。 魚類や底生生物をはじめ、海のコモンズについて、潜在量と変化を探り、状況に合った科学的開発を計画し、生態系のパラメータを理想値にコントロールすることが目標です。 いわゆる生態系サービス、自然の恵みの持続性に沿った社会作りへの貢献が使命でもあります。 研究対象が巨大な存在、海洋と水産資源であるため、数理モデルを介したアプローチが有効です。 海と生物の変化に関わるデータを統計的に読み解くこと、現実に見合う理論モデルを組み立てること、そしてシミュレーションによる予測など、幅広い手法をもとに、資源保全の効果的な方法の発見を試みます。 生態系は生物群だけでなく、ヒトを含めて分析する必要があります。 人間行動のダイナミクスは、長期間にわたって自然を支配してしまう大規模な存在です。 人間行動の理解にはゲーム理論が活躍します。自然・生物の変動とヒトの行動の包括的な分析、その成果として、共生のための具体的な方法が見え始めるのです。 |
担当授業科目 | 海洋生物管理保全論 |
所属学会 | 日本水産学会、水産海洋学会、日本生態学会 |
受験生へのメッセージ | 海洋学、海洋生物学の本質的な理解は、理科全科目の学びの上に成り立ちます。 |